エンディングノートとは
お葬儀は余程の事情が無い限り亡くなってから2~3日で行われることが大半です。大切な人を突然失って残された家族はひどく動揺し慌てていることでしょう。もしその時、こんなお葬儀にして欲しいという希望や、連絡して欲しい知人や友人などの情報を書き残していれば、どれだけ残された家族の精神的な負担が軽減される事でしょうか。そんな問題を解決するのがエンディングノートです。
エンディングノートにはどんな事をどうやって書けばいいの?
例えば生い立ちやこれまで歩んだ学歴や職歴、希望する葬儀の形式や規模などを記して残す。こう記すと何か大げさなものに思えるかもしれませんが、特別なことをするわけでも、特殊なものでもありません。エンディングノートに法的な力はありませんし、法律の専門家と一緒にならないと作れないものでもありません。また、難しく考えながら書く必要もありませんし、一度書いてしまうと後から追加や訂正をかけることができないというわけでもありません。もちろん自分一人だけで作る必要もなく、ご家族の方と一緒に作ることもできます。要は慌てないようにメモをしておく、言うなれば備忘録でしょうか。 記憶というのは長い年月が経つと欠けて忘れることがありますが、エンディングノートに記して残しておくとそれを見ることで思い出すことができます何かあってもすぐに分かるようにしておくためのメモ帳がエンディングノートとも言えるかもしれません。
書いてみたいけど・・・
自分が亡くなった時のことを前もって考えることはめんどくさく、いい気持ちはしないかもしれません。ですが残される大切な家族の為だと思えば重い腰も上がるのではないでしょうか。私達ドリーマー中村葬祭館のスタッフも実際にエンディングノートの作成をしたことがあります。個人的な感想としてはエンディングノートを作ることで、人生の棚卸しにも繋がり自分を見つめ直し、これからの人生をどういったものにしたいのかを考える大きなきっかけにもなりました。心の声を文字にすることができ身近な家族や大切な人にとってもありがたいのではとも感じました。 何より多くの方々に支えられて今まで生きてこれたのだと感謝の気持ちで溢れるきっかけになったことがとても有意義でした。これらの経験をとおして準備をしておくことで助かる事の意味を理解し、お客様それぞれの立場になって、より良い提案と後々のサポートをしていきたいと考えております。