お仏壇と同じくらい聞き馴染みがあり実物を見たことがある、もしくはご自宅にある方が
多くの割合をしめるであろうお位牌。見たことや聞いたことがあっても何が書かれているか?どのような役割を果たしているのか?知っている方は意外に少ないのかもしれません。
お位牌とは故人様の戒名(仏の弟子になったことをあらわす名前)、俗名(生きていた時の名前)、没日、没年齢などが記された木の札であり故人の霊が宿るものとされています。儒教の影響を受けており日本では鎌倉時代に広まったという説があります。
白木位牌
お葬儀を行う際に準備される位牌を「白木位牌」といい、仮の位牌です。49日法要の際に本位牌に魂入れをして頂くのが一般的です。
お位牌はどこにお祀りするの?
お仏壇のご本尊の一段下に安置するのが一般的ですが仏壇の小型化に伴い、安置できない場合は同じ段でご本尊が隠れないようにします。お仏壇に向かって右側が上座にあたるので古い位牌が右側に来るように安置します。ここでよくご質問を受けるのがご先祖様や亡くなった家族の位牌がたくさん祀られており安置する場所がないのですがどうすればいいですか?というご質問。私達の前には何代のもご先祖様がおられ世代が移りゆくにつれ
位牌が増えるのはごく自然のことです。安置できなくなったので誰かの位牌を片付けるといったことはできませんので、複数のお位牌をまとめる方法があります。
2つの方法をご紹介
三十三回忌や五十回忌法要を終えたあとでで「〇〇家先祖代々の霊位」と記された先祖位牌に合祀する方法。その際に使わなくなるお位牌は菩提寺等でお焚き上げして頂くことになり位牌に記されていた記録が残りません。そこで「過去帳」という帳面に書き写すことになります。回出位牌(くりだしいはい)を用いる方法もあります。箱型をした大きめの位牌で中に木の札が何枚か入れられるようになっています。その一枚一枚にご先祖様の戒名、俗名、没日などを書き写すことができますので過去帳が必要ありません。
私達にご相談ください
位牌についてここまで書いてまいりましたが、位牌を必要としない宗派もございます。浄土真宗では本尊のみを礼拝の対象としており手を合わせ供養の対象となる位牌はつくりません。私達ドリーマー中村葬祭館では仏具店にも在籍していた専門知識を持ったスタッフが
ご相談をお受けしております。お位牌やお仏壇の購入、ご不明な点などがございましたら
何なりとお申し付けください。