グリーフケアとは
「大切な人を失った」「絶望」「何もする気が起きない」といった心が殻に閉じこもってしまった人の気持ちの事をグリーフと言い、失恋や何か大切な物を失くしたといった悲嘆や喪失を表す言葉です。
グリーフケアはそんな悲しい気持ちになっている人達の心の支えになるべく、サポートする事を指します。また、グリーフケアは病院での治療や専門家によるカウンセリング等といった専門性の高い人達しか出来ないということはなく、一般の方でも気持ちに寄り添ってあげ、肯定して、周囲の人達が温かく支えあう事も立派なグリーフケアと言えます。
生あるものに死は平等に訪れます。大切な人を失った時に感じる心のストレスは、個人差はあるでしょうが想像を超えるものでしょう。その悲しみを受け入れ立ち直れるよう、家族や親族や友人、そして私達ドリーマースタッフがいかに寄り添い、支えてあげられるかが大切だと考えています。
何の為にグリーフケアがあるのか
グリーフには四つの段階があります。
・一つ目に親しい人や大切なペット等を失った時の「ショック期」
・二つ目に居なくなった時に感じる「喪失期」
・三つ目に鬱的不調が出だす「閉じこもり期」
・四つ目に立ち直り、元の生活を続ける事が出来るようになる「癒し・再生期」
これら四つの段階があり、悲しみやショックが強い方は閉じこもり期から立ち直ることが難しく、長期間鬱な気持ちで日々を過ごしてしまうことになります。そういった場合でも周りの方や私達ドリーマーのスタッフがグリーフケアで支えてあげることにより、早い段階で「癒し・再生期」を迎え、立ち直ることができ、元の平穏な生活に戻れるまで時間もあまりかからないかもしれません。
身近な人が亡くなられた時のグリーフケアは大きな悲しみに立ち向かい、乗り越え、最後には遺族の方が立ち直れるまで寄り添う事が重要になります。
お葬儀でのグリーフケアはドリーマーの使命
大切な人が亡くなってしまうという事は計り知れない深い喪失感を伴います。無意識にストレスから自分を守る為に、本能が脳の活動に制限をかけてしまっている、つまりショック状態を受けていることになります。お葬儀ではこの様な状態になった時、そのご遺族様だけが悲しみに向き合うのではなく、周囲にいる私達ドリーマーのスタッフを含めた人間が暖かく支えてあげる事が必要です。
我々ドリーマーはその一歩として、相手の話を良く理解して聴く事を意識しています。自分の判断や意見を挟まずに、遺族様の複雑な心情を耳と心で聴き、コミュニケーションを取ることによって、安心できるようにサポートをすることが、私達ドリーマーの使命です。