昨今、小動物の命を守り助けるという動きが様々な自治会でも取り組みをされており新聞やメディア等で広く目にする機会が増えました。
近年まで軽視されていたといわれる「大切な命」に、多くの人の思いが波及し、世論を動かしているのかもしれません。
これは大人だけの問題ではなく、子供さんたちが「命の大切さ」についても学ぶ事ができ、育てた命がやがて終わり、大切な一員を亡くすことの痛み・慈しむ心が育まれていく事にも繋がっていくのではないでしょうか…。
人間の命の育みも、生まれて、両親や祖父母に育てられ成長し、やがては育ててもらった人を送っていくサイクルのなかで、命の尊さや感謝の気持ちが芽生え、そして次世代に引き継がれ遺された1人1人の心の中に、それぞれの「カタチ」で生きていく。
これは「人の尊厳」があるからこそ形成され、引き継がれてきた「葬送の文化」であり規模の大小にかかわらず、そこに集まった遺族・親族が共に想い、そして受け継がれていく。
人の葬送に対する想い・価値観はそれぞれですが、自分1人の思いで誰のお手伝いもなく旅立つ事は不可能です。
家族や親しい仲間との大切な「架け橋」に何を遺しておくべきか、そして誰に見送ってもらうべきか…。
ご先祖様が自分たちの心に何を遺してくれているのか…。
そしてそれを繋いだ自分たちは…。この「命の架け橋」を伝える役目を自身に問いかけ、その想いを伝えてみてはいかがでしょうか。