「良きご縁を結び、お力添えくださいました皆様へ、家族一同感謝を申し上げます。」
「実りある人生を歩ませていただいた皆様へ、心より御礼申し上げます。」
「家族の為に尽くしてくれた亡き○○へ、心から感謝の気持ち送ります。」
これは、ご参列いただいた皆様へ渡される、会葬礼状の文面に使わせていただいた内容の一部分です。
ご遺族からご会葬の皆様へ、ご遺族から故人様へと、その時々の心温まるメッセージが綴られ、あらためて人が人を思うことの大切さ、日本人だからこそ大切にして伝えていくべき言葉の文化があるのではないかと感じております。
大切な方へ送る最後のメッセージ文は、決して流行り言葉ではなく、素直な心の内が記されており、だからこそ、その内容を目や耳にした皆様の胸の内には、何の抵抗もなく入り込み、時には感動を覚えるときもあります。
巷では、略された言葉や表現が飛び交い、うわべだけでのやり取りが増え、本来あるべき、心の交流が減ってきているのが、寂しく感じる時もあります。
思いが通じ合うということは、何かしてもらった時の感謝の言葉や、相手を思いやる言葉、そして何よりも気持ちよく挨拶ができること。
それらを当たり前にできることが、「心に記した想いが伝わる」第一歩だと考えます。
私達は、今に伝えられてきた言葉・一期一会の出会いを大切にし、お客様と心ある交流が、末永くできる企業でありたいと考えております。