先日、お客様のご自宅に出向き、事前相談として今後についてのアドバイスをさせていただきながら、またご本人様の体験談や、先日の終活サポートセミナーを聞き、思ったことをお話ししてくださいました。
その中でも印象的だったことは、以前に勤務をされていた病院では、亡くなっていく多くの方を見てきており、その時に家族が何も決めてない状況で動揺し、様々な意見が交錯し、困惑する姿を思い出し、ご自身の時はそうであってはいけないということを強く思ったということです。
子供様も独立し地元地域には在住しておらず、だからこそご自身の意思のもとで、基礎となるものは作って備え子供様に伝えておくことで「安心」をしておきたいという思いを伝えていただきました。
参考までに近年の統計資料の中で、60歳以上の方からいただいたアンケートとして・・・
●既にエンディングノート(通常のノートの場合も有り)を作っている・・・約7%
●書いてみたいと思っている・・・約45%
30代~50代までの存命中の親を持つ方へのアンケートとして・・・
① 親にエンディングノートを書いてほしい・・・約62%
② 親に終活をしてほしい・・・約65%
上記のアンケート結果としてもっとも高いのは、50歳代女性で ①が約73% ②が71%となっており
現実を直視し、自身のことも照らし合わせながら考えている方が多いようです。
人生集大成の時をどう捉えるかは皆様の考え方次第で、上記以外のご意見も当然としてあるはずですが、○○をするつもり、○○を心に決めている、それだけでは残念ながら心に記した想いが伝わっていないケースがあります。
縁を繋いできた大切な家族に「本当はどうしたかったのか・何を言いたかったのか・誰に伝えたかったのか」という思いをさせないためにも、大人の責任としてすべき心記想伝があるのではないでしょうか。