亡き人を偲び、その人らしき旅立ちをサポートすること…。
これは残されたご家族にとって大切な役目であると思います。
例えば、
・お気に入りの洋服を着せてあげる
・生前中に近い髪形と化粧を施してあげる
・家族からの感謝の気持ちを文章にこめる
・故人様の大切なメッセージを伝える
・もしくは故人様の生前中の意思に基づいた形で見送りをする…。
その人らしさを表現する方法は幾通りもあり、大切なのは送る側の気持ちを、いかに素直に亡き人へ伝えられるか…ではないでしょうか。
(親が子に、子から孫へ亡き人に手を合わせる事を教えるのも大事な教育と思います)
また葬儀担当者と、それに関わるスタッフが、いかに送り手の気持ちに添ったお手伝いができるかも、大切な要素ではないかと考えております。
事前相談が増加してきたといえど、故人様の遺志を尊重する葬送より、残されたご家族で内容を決めていく葬送の方が多く、現実的には「その人らしさ」を考えて内容を決めていく作業は、まだまだご家族の負担が大きいのも事実です。
葬儀業界によくある事例として、家族葬だから○○しないといけない、一般葬だから○○した方がいいといった事や、平均的には○○なので○○がおすすめですといった表面上から入る打合せがまだ多いのも事実です。
(インターネットを開けば分かることです)
これからの時代に大事になってくること…
心を汲む(ココロヲクム)=人の心の中を思いやる・人の気持ちを察する・私達は今一度「心を汲む」
その言葉の意味を理解し、故人様やご家族の心に記された想いとは何かを真摯に受け止め、その人らしさを伝える役目を果たしてまいります。