事前相談や葬儀打合せの際にご相談をされることや、今後の事で不安に思う内容、ならびにその理由をご紹介させていただきます。
〇ご葬儀費用について
精算書が出来上がってから費用を初めて知るのではなく、葬儀にどれだけ必要なのかの心積もりをしておきたい。
〇ご葬儀以外に必要な費用について
寺院関係者の方へのお布施、火葬料、49日までにかかる費用を知っておきたい。
〇家族葬について
最近多くなっていると聞くがメリットやデメリットは何なのか知りたい。
〇四十九日を含む今後の法要について
自宅で準備をするのが大変。
自宅に住んでいる人がいない。
勝手が分からない。
〇永代供養について
自分たちの代で終わってしまう。
娘が嫁ぎ跡継ぎがいない。
子供が県外に在住しており帰ってくる予定がない。
〇墓じまいについて
永代供養と同じ理由+納骨堂には入りたくない(別の方法で供養してほしい)子供たちに迷惑をかけたくない。
〇生前整理・遺品整理について
自分の中でしか必要としないものは、残しておくと迷惑をかけるので処分をしておきたい。
大きな家具や衣類等、自分たちで処分するのは大変なので専門業者に頼みたい。
〇相続について
相続対象者はどこまでか?
相続の事で揉めているが、どこに相談すれば良いものか?
申請手続きの方法を教えてほしい等
知っておきたい事、今後の事で不安に思う事など、内容は多岐に亘りますがポイントとしてあげられるのは、「事前に整理し、大切な方に伝えておくこと」です。
参考までに、中村葬祭館で、ご葬儀をお世話させていただいた中で、喪主様が県外に在住をしている割合は昨年が16%、今年が20%と徐々に増加をしており、今後も更に増えていく事が予想されます。
皆様のお心内は、ご家族であっても分からない事ましてや地元を離れ、別に住んでいるお子様であれば、尚更計り知れないところもある事と思います。
以前から、このかわら版に「縁」の大切さや尊さを伝えてきましたが、ご自身の胸の中にある思いを正確に表現しておくことで後に残る方々の不安が払拭され、また次の代へと継承されていく「絆」が生まれていくはずです。何をするにも物事の本質には理由が伴ってきます。
皆様の心に記された想いを伝えることとは何であるか…
「ありがとう」をかたちにする準備を今後も私達はサポートしていきたいと考えております。