ある書籍での対談内容として掲載されていた記事で、戦後の日本人について四種類に分類されていました。
今一度、現在の精神基盤を見つめる一つのきっかけになるのではと考えましたので、ご紹介させていただいていただきます。
① 「幸せそうに見えて、本当に幸せな人」
② 「不幸そうに見えて、本当に不幸な人」
③ 「不幸そうに見えて、実際は幸せな人」
④ 「幸せそうに見えて、実際は不幸な人」
皆さんは、どれに該当すると思いますか。
一番良いとされるのは①の人ですが、このタイプは非常に少なく、反対に一番良くないのは②のタイプの人。
③のタイプについては、例えば戦後間もないころ、日本人は貧しかったものの家族が結束し隣近所で助け合って暮らしていた人々。
今の時代においても病気を患い、他人からは不幸に見えても、心豊かに生きている人も存在しています。
そして現在は、④のタイプの人が非常に多くなっているような気がしてならないとの事です。
④のタイプの人の傾向として多いのは外面志向=みてくれとか見栄、人の評価や外聞、そういった上辺を重視してしまい、見せ方は上手になるものの精神基盤が弱いとされる人。
よって自身の主義主張、信念に欠けてしまい、周囲の大きな声に流され、徒党を組んでいってしまう傾向にあります。
やはり、今の時代は戦後にはなかった物や情報に溢れ、その時代には大切にされていたであろう『人としてあるべき尊厳や道徳観(知的資産)』が薄れ、その結果として中身が整っていない、幸せそうに見えて実は不幸な人が増えたと感じられる世の中になっているのかもしれません。
以前にもご紹介をした内容で、両親から十代ご家族、ご先祖様を遡ると何とその数は2046人にもなり、その中の1人でもいなければ今の私達は存在しておりません。
その奇跡のような事実をどうとらえ、大切にするかによって家族や仲間との縁、学校、社会生活にまで至る心のよりどころを見つけることができ、1人では決して成長することが出来ない人間力が磨かれていくものと思います。
その時代の価値観や環境に流されるのではなく、新しい時代「令和」に心に記した想いを整備し、これからやるべき目標や進むべき道標を伝え、ご自身のペースで行動に移してみてはいかがでしょうか。
日頃の心構えひとつで、新たな可能性や自分を見つけることができ、より良い未来が拓けてくるのかもしれません。