ご遺族のお声から考える、これからのご葬儀のあり方
先日、親御様をお見送りされて幾日か経った後、ご遺族からこのようなお話を伺いました。
「今回の母の葬儀は私たち姉妹で、どうすれば一番良いのかあれこれ考え、話し合いました。本当にこれでよいものかとまた悩み、準備をしていくことの大変さを思い知りました。私の時には子供たちに考えさせるのではなく、自分で考えたことをちゃんと子供に伝えて、納得の上で送ってもらえる手立てを整えておきたいと思います。」
皆様はこのお話をどのようにお感じになられるでしょうか。ふと私の脳裏に浮かんできたのは、これからの時代はご葬儀だけに留まらず、多くの事柄においてご自身の思いを大切にし、ご自身で決めていく傾向にあるのではないかということです。
自分らしく生き、思いを伝えるために大切なこと
大切なのは、周囲の意見だけにとらわれるのではなく、今の自分自身の立ち位置や考え方を確認し、整理しておくことです。そこで重要と思える3つのポイントがございます。
1つ目は「自己受容」です。ご自身に対して肯定的で、前向きな態度を持つことです。
2つ目は「自立性」です。ご自身の意思で物事を決定できる状態であることです。
3つ目は「他者とのあたたかな関係」です。周りの方々と信頼し合える、心豊かな関係を保つことです。
お身体や心が健康であるとき、あるいはそれほどご不安がないときに、これから先のことに対して心にある思いを伝え、前向きに向き合っていく。そして、今をより良く自分らしく生きる。
それができたのならば、いつか訪れるお別れの時に、ご家族の胸の内に迷いや後悔が残ることを防げるのではないでしょうか。
心を受け継ぐ「自己決定」のサポート
近年、日々の葬送に携わる中で私が強く思うことです。
それぞれに歩まれた人生の集大成を、残されたご家族の考えだけで形にするよりも(もちろん、亡き人を思いご家族の総意でお決めになることを否定するものではございません)、これまでの人生を振り返り、ご自身で決めたことをご家族に伝えておく。そうすることで、旅立つ人からお見送りする人への「心の襷(たすき)」が、しっかりと受け継がれるのだと思います。
私どもは、皆様がご自身の思いを整理し、決定に至るまでのサポートをさせていただいております。まずは丁寧にお話を伺い、ご自身のペースに合わせて、ご家族へ思いを伝えるお手伝いを一緒にさせていただきます。
ご不安なことがございましたら、いつでも安心してご相談ください。
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