先日、親御様を見送り幾日か経った後に、ご遺族からお聞きしたお話です。
「今回の母の葬儀は私たち姉妹で、どうすれば一番良いのかあれこれ考え、話し合い本当にこれでよいものかとまた考え、準備をしていくことの大変さを思い知りました。
私の時には子供たちに考えさせるのではなく自分で考えた事を、ちゃんと子供に伝えて納得の上で、送ってもらえる手立てを整えておきたいと思います。」
皆様はこのお話をどう思われるでしょうか…?
ふと私の脳裏に浮かんできたのは、これからの時代はご葬儀だけに留まらず、あらゆる多くの事案が「自己責任」のうえで「自己決定」をしていく傾向にあるのではないかということです。
大切な事は他人や周りではなく、今の自分自身の立ち位置や考え方を確認し整理しておく事。
そこで重要と思える事とは…
★自己受容=自分に対してポジティブ(積極的・肯定的であるさま)な態度を持つ
★自立性=自己決定ができ、自立していること
★他者とのポジティブな関係=他者とあたたかく・満足できる・信頼できる関係を保つ
身体的・精神的・社会的にすこぶる健康、まずまず健康である、もしくは全てではなくても、それほど状況は悪くない。そんな時にこれから予測出来得ることに対し、あなたの心にある想いを伝えポジティブに向き合い、今をより良く自分らしく生きる。それが出来たのならば結果として終焉の時に、ご家族の胸の内に後悔が残ることは回避できるのではないでしょうか…。
近年、私が日々の葬送に携わる中で想う事です。
それぞれに生きた人生の集大成を時代の傾向だけにのって、残されたご家族の考えだけで表現することよりも(亡き人を想い、ご家族の総意で葬儀内容を決める事を否定する意図はありません)これまでの人生を振り返り、「自己決定」→「決定事項の伝達」をしておくことで、旅立つ人から見送る人への心の襷(タスキ)が、しっかりと受け継がれるのではないかということです。
自己決定に至るまでのサポート(心記想伝)については私達が、まずはカウンセリングを丁寧に行い、それを考える皆様のスタンスに合わせて、一緒にお作りさせていただきます。